旧武家屋敷の敷地を活用した資料館です。玄関の長屋門は江戸時代そのままの建物で、門扉から見ることのできる植え込みや式台(玄関)は武家屋敷の物をそのまま保存したものです。
館内は主に武家屋敷の成り立ちや、この場所に住んでいた武士の生活、城下町のまつりについて紹介しています。
特に壁一面展示されている「拾万石御加増後初御入国御供立之図(大名行列図)」は、津山藩主松平斉孝が将軍家斉の14子銀之助を養子として迎えたことにより、10万石に復帰後、初入国する様子を描いたものであり、藩主を中心に武士、足軽、中間など総勢812 人が克明に描かれています。展示はレプリカですが、日本全国にもほとんど類例のない詳細な大名行列図を常設展示しているのはここだけです。
また、奥側の展示棟には県指定有形民俗文化財である「津山だんじり」のうち6台が展示されており、アクリルシャッター越しにその雄姿を見学することができます。
住所:津山市田町93-1
開館時間:午前 9:00~午後5:00
休館日: 毎週月曜日(祝祭日の場合はその翌日)