昭和12年(1937)に、第35代内閣総理大臣の平沼騏一郎の生家を復元したもので、平沼家の別邸として使用されていましたが、昭和25年(1950)に津山市に寄与され、昭和62年まで「津山郷土館」として利用されていました。現在は「知新館」の名称で市民の文化活動などに活用されています。
主屋は木造平屋建、桟瓦葺[さんがわらぶき]で玄関・台所及び座敷から構成され、南北に庭を配しています。土蔵は木造二階建桟瓦葺で、「津山郷土館」の展示室として昭和26年に増築されたものです。塀は土塀桟瓦葺、また表門は腕木門[うでぎもん]桟瓦葺であり、中級武士住宅の典型的な形態を再現しており、これらはすべて有形文化財として国に登録されています。
住所:津山市南新座26
※見学は要予約、入館料無料
※専用駐車場はありません。お車でお越しの際は、近隣のコインパーキング等をご利用ください。