明治19年(1886)3月、アーチ式煉瓦両側石積で造られた旧草津川隧道(通称、まんぽ)の完成とともに、江戸時代260年余り続いた近世の東海道も一新され、現在の県道下笠大路井線の位置に新しい東海道が栗東市新屋敷までの約900m開通することとなります。 これにより、従来旧草津川南側にあった東海道と中山道の分岐点は、当時、中山道に面していた覚善寺南西角に移り、明治19年3月に大路井道標が新東海道と中山道の分岐点に建てられましたが、現在は覚善寺門前に移築されています。